当社は品質管理とテストを非常に重視しております。当社のプロダクションチームの各々が、個別に検査を行い、基準に反する部品や完成したオールを拒否することが可能です。基準を満たさない部品やオールが、店舗で販売されることはありません。さらに、水上でも厳しい基準に基づいた試験が行われます。このように厳しい試験を行う背景には、基準に満たない部分を発見するには、店頭よりも水上がよく、完成したオールよりも完成前の部品での状態のほうが良いという当社の経験に基づいております。
ここでは、オールの品質管理の方法をいくつか紹介いたします。
シャフトとブレード
これらの主要な二つの部品は、モルディブにある当社の工場で成型されています。炭素材料を用い、コンピューター制御された切断台で作成され、事前に設計された方法で組み立てられます。各部品には作成者の名前、作成日などの情報が記載され、明確に識別することが可能です。
全てのシャフトは、専用の機材を用いて強度、硬さの試験を行い、その結果が記載されます。
組み立て
オールを組み立てた後は、不要な穴や継ぎ目のゆるみが無いか、内部に水が浸透しないかどうかが確かめられます。
最終検査
組み立ての後、モルディブでの試験を全て通過したオールに対して、最終試験が行われます。この時点において、ピッチ、長さ、インボードなどの適正を検査します。
検査官は、上記の内容の全てについて、外見的な問題が無いかどうか確認します。最終検査を通過したオールは、マーキングされ、最終の識別ラベルが付与されます。このラベルには、検査証とシリアルナンバーが記述されます。