ブレード

BLADE

当社はお客様の艇速を高めることが出来るオールをデザインし、製作することを目標としてきました。その目標を達成するために、当社のブレードのデザインは一つの目的を掲げています。それは、より効率的に選手の力を艇速に変えるということです。また、個々のブレードにおける特徴的な性能が、ドライブの感覚に影響を与えるように設計いたしました。選手とコーチの好みは異なっているため、ブレードを選択する最良の方法は、利用可能な選択肢について知り、ご自身に最も合うものを選ぶことです。

ここに、一般的なブレードの構造についての説明を示します。各ブレード名のリンクをクリックすれば、それぞれの詳細を知ることが出来ます。

Comp

Compは、他のブレードのすべての最高の機能を組み合わせています。

Fat2

Fat2は最も新しいデザインであり、当社の技術の全てを詰め込んだものとなっております。当社の製品の中では、最も性能の良いものとなっております。

Smoothie2 Vortex Edge

Smoothie2 Vortex EdgeはFat2と共通する、当社の革新的な技術を内包しております。ただし、表面積の大きさはFat2に比べるとやや劣ります。

Smoothie2 Plain Edge

Smoothie2 Plain Edgeは上記二つの大きいブレードと比較して、スリップしにくく、ドライブ中の負荷を一定に保ちやすいという特徴を有します。

Big Blade

Big Bladeは、1990年代に開発されました。このオールを選ばなければならない特殊な事情が無い限りは、当社の新製品をご利用になることをお勧めいたします。

Macon Blade

Macon Blade は1960年代に開発された、伝統的な形状のオールです。

ローディングプロフィール(負荷傾向)

水中でオールが動くたびに、選手がかけた力に対して抵抗が発生します。この水からの抵抗が、アスリートが感じる負荷となります。「ローディングプロフィール(負荷傾向)」は、ドライブ中、ブレードが水中を進む際に選手が感じる負荷の変化の指標となります。

当社のブレードデザインは、ブレードの軌道や効果的なブレードの特性を徹底的に研究することによって進化してきました。その結果、当社のブレードはそれぞれ異なる負荷傾向を示します。Fat2のような、特に有用性の高いブレードは、他のブレードと比較してもより早く負荷を発生させることが出来ます。キャッチ角、そしてフィニッシュ角が大きくなればなるほど、この負荷の違いは大きくなります。

ブレードの負荷傾向はシャフトの選択の影響を受けます。実際にスキニーシャフトは、Fat2と組み合わせて用いると全体的にソフトな負荷を発生させるように設計されました。これにより、ブレードをより効果的に制御することが可能になります。当社の各オールの負荷傾向をまとめたものを、下図に示します。

ブレードの種類は、リグ全体にも影響を与えますが、ブレードの種類にとらわれ過ぎるのもよくありません。オールの全長、リガースプレッド、インボードを変える事で、全体の負荷を微調整するのが理想的です。

どのブレードを用いるか決定した後には、それにあわせたシャフトをお選びになることをお勧めいたします。

負荷傾向表 Fat2 Smoothie2
Vortex Edge
Smoothie2
Plain Edge
Big Blade
 
エントリー時 シャープなグリップ ソフトなグリップ
ドライブ前半1/3 負荷が大きく、ハンドルのスピードが遅くなる 負荷が軽く、ハンドルのスピードが速くなる
ドライブ後半1/3 負荷が軽く、ハンドルのスピードが速くなる 負荷が大きく、ハンドルのスピードが遅くなる
  全体 シャフトを硬く感じる シャフトを柔らかく感じる